梅雨入りし、雨の中で花を咲かせる紫陽花はとても綺麗です。
紫陽花の花びらに見えるのはガクで中心部にあるのが花なんですね。

現在放送中の朝ドラ「らんまん」の主人公、牧野富太郎は
日本の【植物学の父】と言われ多数の新種を発見し
命名も行い「雑草という草はない」という言葉を残しています。

命名した中の１つに『ヒメアジサイ』があります。
長野県の民家で発見し優美な青い花を咲かせる様子から
『ヒメアジサイ』という名前が付けられたそうです。

では、紫陽花は日本だけの花なのでしょうか？
元々は日本固有の植物でしたが長崎に来たドイツの植物学者シーボルトが
恋人のお滝さんにちなんで『オタクサ』という名をつけて
海外に紹介したそうです。
お滝に献名したものである事を突き止めたのも牧野万太郎だそうです。
紫陽花の品種は2000種以上あり世界中で品種改良され新種も次々に
誕生しているそうです。
シーボルトが海外に紹介したからかもしれないですね。

因みに、神奈川県の紫陽花の名所となっている明月院に植えられている
殆どの紫陽花がこの『ヒメアジサイ』だそうです。
この時期に傘をさしながら花を愛でるのも良いですね。